前期を振り返り、後期の歩みへ ― 前期終業式・後期始業式 ―
9月30日(水)、山東講堂において、前期終業式・後期始業式が行われました。
校長先生からは、まず前期を振り返り、大きな事故もなく過ごせたことを喜ぶとともに、東南野球定期戦、全国高校総体、定期演奏会、全国高総文祭など、山東生がさまざまな場面で活躍したことが紹介されました。「全国の舞台で活躍した仲間が、今、隣にいる。それはすごいこと」と、仲間の挑戦を称えました。また、3年次生の「夏の陣」や、短い準備期間の中で素晴らしい山東祭を創り上げた実行委員への労いの言葉もありました。
後半は、いよいよ始まる後期に向けた話となりました。校長先生は、二人の日本人を例に挙げ、「適性を知ること」と「運命を味方にすること」の大切さについてお話になりました。一人目は、テニス選手の錦織圭さんです。幼少期、週に一度野球をしていた際、来るボールを次々と打ち返し、時にはボール球まで打ってしまうほどだったというエピソードを紹介。その類いまれな能力を別の競技で生かしたことから、「自分には何が向いているのか、自分の適性を知ること」の大切さをお話になりました。二人目は、指揮者の小澤征爾さんです。中学生の頃、ピアノとラグビーに打ち込んでいた小澤さんは、ラグビーの重要な試合で指を骨折し、ピアニストを目指す上で大きな困難に直面しました。しかし、この逆境を指揮者を志すという前向きな目標を持つことにより乗り越え、その後の人生を大きく変えるきっかけとなりました。校長先生は、この出来事を「運命を味方にする」ことの一例として紹介しました。
大学進学、そしてその先の就職など、人生にはいくつもの大きな岐路があります。その時、自分の適性を見極め、思いがけない出来事や出会いをも自分の人生の力に変えていくことが、大きな意味を持つはずです。後期は、それぞれの進路や目標に向かって、さらに一歩を踏み出す時期です。校長先生からの「今やるべきことを、一生懸命頑張りましょう」という言葉を胸に、生徒一人ひとりが自らの可能性を見つめ、充実した後期を歩んで欲しいと思います。