郷土を知り、未来を考える――1年次「郷土研修」
10月8日(木)、1年次を対象とした「郷土研修」を実施しました。山形県の産業や企業について理解を深め、地域社会の現状と未来を考えるとともに、自らの進路について考える貴重な一日となりました。
午前は山東講堂において、山形大学人文社会科学部人文社会科学科教授の吉原元子先生を講師にお迎えし、「山形の産業と企業の現状について~ふるさとのきらりと光る企業の紹介とともに~」と題した講演会を行いました。山形県の産業構造や、県内経済を牽引する企業について、本研修で訪問する企業の紹介も交えながら、豊富なデータをもとにお話しいただきました。講演後には、「なぜ山形県では女性の県外進出が多いのか」「人口減少が進む中、県内企業の業績や山形県の景気は今後どうなるのか」「他県の特化係数はどうなっているのか」など、山形の現在と未来を見据えた質問が次々と出されました。生徒たちが、身近な「ふるさと」を経済や産業という新たな視点から捉え始めたことがうかがえました。
午後は6台のバスに分乗し、県内を代表する企業を訪問しました。山本製作所、山形カシオ、レゾナック・ハードディスク、アイジー工業、佐藤繊維、東北パイオニア、デンソーFA山形、トプコン山形、東ソー・クォーツ、シェルター、ジョインの各企業において、施設見学や説明を通して、それぞれの企業が誇る高い技術力やものづくりへの姿勢、地域を支える企業としての役割について学びました。今回の企業訪問では、生徒自身が興味・関心に応じてコースを選択しました。実際に企業の現場に触れることで、「山形にはこんな技術を持つ企業があるのか」という驚きとともに、見学後には多くの質問が寄せられました。普段の学校生活では得ることのできない発見が、生徒一人ひとりの知的好奇心を大いに刺激したようです。
郷土を知ることは、自らが生きる社会を知ることであり、未来を考える出発点でもあります。今回の研修で得た気づきや発見を、今後の探究活動や進路選択につなげ、山形の未来を担う一人ひとりの視野をさらに広げていくことを期待します。
最後に、ご多用の中、本校生徒のために貴重な学びの機会を提供してくださった各企業の皆様に、心より感謝申し上げます。
講演会 株式会社ジョイン
株式会社デンソーFA山形 アイジー工業株式会社