校長あいさつ

 

 



 

 本校は、山形県初の県立中学校として明治17年に創設され、今年で創立136年を迎える男女共学の全日制高校です。「文武両道」「質実剛健」「自学自習」の校是を掲げ、長い歴史と伝統を引き継ぎながら、新しい次代を担う人材を育成するため、「探究」「地域」「世界水準」をキーワードに、職員一丸となって学校改革を進めております。

 

 さて、5月25日に全国的に緊急事態宣言が解除されるとともに、本校も全面的に学校が再開しました。臨時休業期間中は、毎週の登校日や分散登校による授業以外は各家庭において自学自習やオンライン授業による学習を行っていたわけですが、やはり全員が教室にそろって対面で受ける授業はひと味もふた味も違うとの感想が多く聞かれます。第2波の到来に備えて、本校ではオンライン授業の体制整備と教員のICT活用スキルの向上は図られたものの、このまま登校を続けられることを願うばかりです。なお、教員からはせっかく身につけたICT活用スキルを活かしていきたいとの声が上がり、対面授業とICTによる動画配信・質疑応答・小テストなどを組み合わせたハイブリッド型の授業研究も進められております。

 6月1日からは、段階的に部活動も再開されております。感染予防対策の観点から、県や国のガイドラインに従って、活動内容に制約はある中ですが、放課後になるとボールを打つ音、かけ声、楽器の音色、発声練習などが校舎やグランドに響き渡るという当たり前の日常がやっと戻ってきました。高校総体や甲子園大会、各種コンクール等が軒並み中止となり、3年生にとっては大きな目標が失われた形となってしまいましたが、多くの部では、残された日々を後輩達とともに活動し、それぞれの伝統をしっかり引き継いでくれたようです。また、野球部やサッカー部などは代替大会に向けて練習に励んでおり、マンドリン部、演劇部、吹奏楽部、音楽部などは観客を保護者等の関係者に絞った形での演奏会が最後の舞台となります。今後はきれいさっぱり気持ちを切り替え、自分の未来を切り開くための学習に専念して欲しいと思います。

 

 6月19日には、文部科学省から「令和3年度大学入学者選抜実施要項」が示され、今年度初めて実施される大学入学共通テストの日程について、当初の1月1617日に加えて、臨時休業に伴う学習の遅れを理由として1月3031日実施の日程も選択できることが明らかとなりました。本校の場合、行事の精選や夏休み・冬休みの短縮などにより授業時間を確保することにより、当初の日程に十分に間に合う授業進度計画となっております。3年生の皆さんには、これまでも再三にわたる制度変更に振り回されてきたことを大変気の毒に思いますが、しっかりと地に足をつけて王道を歩み、栄冠を勝ち取ってください。

 

 本校で力を入れて取り組んでいる探究活動についても、学校再開とともに始動しました。1年次は探究活動の基礎的知識・技能の習得を重視したプログラムとなっており、6月25日には東北芸術工科大学の柚木泰彦教授を講師としてお迎えし、デザイン思考に基づいた探究活動の基礎を学びました。2年次は、グループや個人による本格的な探究活動を中心としたプログラムで、大学、地元自治体、産業界等のご指導のもと、研究の進め方について試行錯誤が続いております。3年次は1・2年次で学んだことや身につけた力が大学での学習や社会生活にしっかりつながるよう、活動成果のまとめるとともに、自己の進路や生き方についてビジョンを描く学習が中心となります。本校が普通科・探究科の2学科体制となって初めての卒業生となりますので、その成果が形となって現れることを期待しております。

 

 皆様におかれましては、本校の教育にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。


 

 

                  令和2年6月29日 校長 須貝 英彦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


 

校長室だより